現金化の裏事情

最も換金率が高い方法は、やはり金券を買って金券ショップに売る事です。



新幹線の回数券等、換金率の高い金券類なら、日によって変動しますが95%前後で換金できます。

首都圏なら、パスネットバスカードイオカードを新橋の金券ショップで換金すれば98〜99%になる時期もあります。

金券類でも商品券やギフトカードのようなものは意外と換金率が低いのですが、首都圏ならサンクスやサークルKに行けば、主要ギフト券でパスネット等を購入する事ができますから、その後で金券ショップに行けば良いのです。



しかし、現在ではクレジットカードで金券を買う事自体、非常に難しくなっています。



これまでも様々な裏ワザがありましたが、まずは何かしらの金券類をカードで買う事から始まる方法がほとんどで、それが現在次々と使えなくなってしまっているのです。



カード会社の方でも野放し状態にしているわけではありません。

三井住友、シティ、セゾン、UFJ等、以前から金券購入にうるさいカード会社だけでなく、他のカード会社でも同様に厳しくなっており、金券購入に甘かったニコスさえ現在は例外ではありません。



ほとんどのカード会社で、金券はキャッシング枠内でしか買えないという原則がありますから、キャッシング枠が残っていない人は、単純に金券の購入枠は0円という事になってしまうのです。



キャッシング枠が一杯の人が、通勤や出張で使う程度の常識的な範囲を超えた、とても自分で使用するとは思えない数量、例えば10万円分以上の金券を、しかもリボ払いや分割払いで買うなど不自然極まりないです。

まとめ買いして金利がかかってしまうのなら、使う分だけを都度1枚づつ買った方が安いので、まとめ買いの意味がありません。

このような場合、まず通らないと考えた方が良いでしょう。





それでは、金券以外で換金性の高いの商品ならどうでしょうか。



ルイヴィトン、ロレックス、パソコン、ビデオカメラ等の中で、その時の売れ筋のタイプです。



しかし、換金性の高い商品も金券類とほぼ同じ扱いなのです。これもキャッシング枠内での購入が原則と考えて下さい。

しかも、カードで尚且つリボや分割がOKの店での価格(あまり安く買えません)に消費税分を考慮すると、換金率は購入金額の70〜80%台になってしまいますので、全く話になりません。

金券と同じようにカードを取り上げられたり利用停止になる危険がありますので、どうせリスクを承知でチャレンジするなら、金券の方が余程マシです。

ディスカウントショップに並んでいる商品というのは、これらが流れたものなので、換金性の高い商品を換金している人は、ディスカウントショップの仕入れ先である買取屋やバッタ屋に踊らされているだけという事になります。